初手 今日も笑顔とまごころで
こんにちは、ヒマワリです
2020年10月環境の【魔術師】について、ガロスCSで優勝した構築を元に話します
ガロスCSチーム 1.召喚ドラクマ 後××ー 2.コードトーカー 先○○ー 3.十二獣 後××ー 4.サンダー 先○○ー 5.○ トナメ 1.コードトーカー 後○×× 2.サンダー 先○×○ 3.60エルドリッチ 後×○○ 魔… https://t.co/4yEhyOpWuD
1.展開パターン
構築や手札によって展開方法は変わりますが、基本的にはこの盤面と3ターン目のリソース確保を目指します
ブログ用 魔術師20.4~ https://t.co/vYPTk7SV0q
◆モンスターゾーン
《水晶機巧-ハリファイバー》
《アストログラフ・マジシャン》
《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》
◆魔法罠ゾーン
《星霜のペンデュラムグラフ》
《時空のペンデュラムグラフ》
《紫毒の魔術師》
◆手札
《慧眼の魔術師》
《賤竜の魔術師》
などを複数含む3ターン目のリソース数枚
これが、基本的な展開例になります。《賤竜の魔術師》で制限カードの《虹彩の魔術師》を使いまわし、《星霜のペンデュラムグラフ》と《時空のペンデュラムグラフ》どちらも獲得しながらリソースをかき集め、3ターン目の勝ちを強く意識した形です
《水晶機巧-ハリファイバー》
《アストログラフ・マジシャン》
《水晶機巧-ハリファイバー》で《シューティング・ライザー・ドラゴン》を出してレベル6モンスターを墓地に送り、《アストログラフ・マジシャン》とシンクロ召喚➡︎《覇王眷竜クリアウィング》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出していきます
《覇王眷竜クリアウィング》を出すと相手の表側のモンスターをすべて破壊できます
相手の展開途中で出すと、すべての表側のモンスターが破壊されるわけですから相手にとっては大きな痛手になることは間違いないでしょう
また、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》も出すことができ、なんでも1枚無効にできますので、状況に合わせてそちらを出すこともできます
ちなみに、《シューティング・ライザー・ドラゴン》でデッキから墓地に落とすカードを《クロノグラフ・マジシャン》にしておくと、次のターン《黒牙の魔術師》で蘇生できるので無駄がないです
《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》
さらに横に《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》がいるので魔法無効ができます
どのデッキでも魔法カードはよく使い、《ハーピィの羽根帚》や《強欲で金満な壺》など、強力な効果のカードが多いのでそれを止めれる安心感がありますね
また、エクシーズ素材を取り除き、攻撃対象を自身に変えることができます
《水晶機巧-ハリファイバー》への攻撃を守れ、【オルターガイスト】の《オルターガイスト・メリュシーク》や、【閃刀姫】の《閃刀姫-ハヤテ》の直接攻撃をこのモンスターに変えることもできます
《星霜のペンデュラムグラフ》
《時空のペンデュラムグラフ》
《紫毒の魔術師》
モンスターの妨害以外にも、罠としてフリーチェーンで相手の動きに合わせて妨害ができます
《時空のペンデュラムグラフ》で破壊する対象を《紫毒の魔術師》にすれば、《紫毒の魔術師》の効果で追加でもう1枚破壊を行うことができます
また、《星霜のペンデュラムグラフ》もあるので、《時空のペンデュラムグラフ》で魔術師カードを破壊した後、さらに新たな魔術師カードをサーチすることができます
チューナーへアクセスできず《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が場にいる状態で、スケールの魔術師カードを破壊した場合は、さらに1ドローすることができます
妨害しながら次のターン用のカードも用意する形を作れるのは3ターン目の展開に繋がるのでかなり良いですね
ブログ用 魔術師20.4~ (うらら回収パターン) https://t.co/Y6maBKeBcT
上記の展開パターンにプラスして1体モンスターを増やせるのであれば、《水晶機巧-ハリファイバー》で出した《灰流うらら》を破壊し、破壊情報を与え《アストログラフ・マジシャン》で回収することができます
ペンデュラム前に《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》を成立できるパターンであれば高確率ででき、狙っていきたいパターンですね
ブログ用 魔術師20.4~ (P前エレクトラムの深淵追加パターン) https://t.co/TWUNikGL89
また、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》をペンデュラム前に成立できるパターンとして《深淵に潜む者》を出すパターンもあります
2020年10月環境では《深淵に潜む者》が刺さるデッキが比較的多く、《調弦の魔術師》が絡むパターンだと《天空の魔術師》をエクシーズ素材にして墓地に送り《黒牙の魔術師》で蘇生させ効果を使っていくこともできます
このように相手に合わせた妨害を構築でき、次のターンのリソースを集め、堅実に勝ちを目指していきます
魔術師デッキは多くのカードが規制されていますが、枚数が減っただけでやれることは然程全盛期と変わりません
僕がこの盤面を基本展開として推して常にご紹介させて頂いているのにはいくつか理由があります
①妨害を構えつつリソースを拡げられること
《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》とそれを効果コピーした《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》と、《アストログラフ・マジシャン》を使い、割ってリソース回収を繰り返すことにより盤面とリソースを増やしていきます
ここに余分な展開を増やすと本来得られたはずのリソースを削る必要が出てきたり、何かしらの支障が出てしまうこと
があります
・全体破壊か1発動無効
・魔法効果無効
・好きなタイミングでの2破壊
これだけあれば十分であるという考えです
さらにいうと、もちろん返されないのが一番良いのですが、実際相手のリソースを大幅に削れるのであればこの盤面を返されても良いとも考えています
その為の手札リソースの確保になります
他の展開系にはない強みとして、1ターン目に先行展開しながら整えた手札リソースにより3ターン目の動きがかなりしやすいことがあります
【魔術師】は展開デッキでもありますがリソースデッキなので、展開極振りにしてリソースを減らす必要がないという考えです
②そもそも返されにくい盤面
先程返されても良いと書いていますが、そもそも非常に硬い盤面であるので、相手としてもこれをリソース残して返すのは非常に困難な話です
相手のリソースを削ることを優先とし、3ターン目のキルに繋げます
③対面デッキに合わせて適切な妨害を構えられる
相手のデッキタイプに合わせて妨害を選択できます
とにかく相手の初動の1枚目のカードを見れば、デッキタイプや展開デッキか罠デッキかをある程度推測できるので、《覇王眷竜クリアウィング》か《ヴァレルロード・S・ドラゴン》のどちらを立てていくべきか判断していきます
例えば、メインフェイズ開始時に《強欲で金満な壺》を発動された場合は、《強欲で金満な壺》を採用するデッキは罠デッキであり盤面を並べるデッキではなさそうという判断のもと、《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》で無効にします
そのチェーンで《水晶機巧-ハリファイバー》を《シューティング・ライザー・ドラゴン》に変え《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を立てていき、《時空のペンデュラムグラフ》と共に残り5枚のハンドの動きを抑えていく形になります
相手が展開デッキにしろ、相手のトップの《PSYフレームギア・γ》や《夢幻泡影》《禁じられた一滴》に気をつけながら早めに《水晶機巧-ハリファイバー》を《シューティング・ライザー・ドラゴン》に変えていつでもシンクロできるような構えをしていくことを推奨します
何かしらのドローソースで初手になかった《増殖するG》や、《灰流うらら》を食らう危険性を減らしていきたいです
2.対《禁じられた一滴》の行動
紹介した展開は相手に合わせた行動ができる優秀な盤面ですが、《禁じられた一滴》をモロに食らうと《時空のペンデュラムグラフ》しか妨害がなくなってしまうことになります
対《禁じられた一滴》への行動、打たせ方について今回書きます
例えば上記の盤面の場合、いつもであればトップの《無限泡影》や《PSYフレームギア・γ》をケアする為に、相手モンスターが出るまで待つか、相手のアクションに合わせて《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を出すことにより《深淵に潜む者》の効果を通していくのですが、《禁じられた一滴》にはその動きは通じません
であれば、いかに妨害数を減らされずに《禁じられた一滴》を打たせるかになります
①ハリファチェーン深淵 →深淵に一滴当てると、ライザーからのシンクロ8が通る。 チェーンの組み方で一滴全滅ケアができる ②ライザーチェーン神智 →ライザーでうらら見てから神智通せる ③デスサイズチェーン一滴チェーン時空チェーン… https://t.co/JnDUulvAXb
《禁じられた一滴》登場以降は、相手のメインフェイズ初動の解決後に《水晶機巧-ハリファイバー》の効果を使いコストで除外、そのチェーンで《深淵に潜む者》の効果を使っていくようにしています
これは、トップの《無限泡影》や《PSYフレームギア・γ》よりも、初手5枚+トップの中の《禁じられた一滴》をケアしていきたい考えで、そのタイミングで《深淵に潜む者》に対して《禁じられた一滴》を打たれても《水晶機巧-ハリファイバー》からのシンクロ8による妨害を残せます
特に相手のメインフェイズ初動に魔法を使用した場合、《深淵に潜む者》と《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》の効果を消す為に、モンスターを含むカード2枚のハンドコストが必要になり、リソース的にもしんどくなる可能性が高いです
(モンスターを切らないと《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を無効にできません)
また、動画のようにチェーンの組み方で《アーティファクトーデスサイズ》を通していくことができます
リスク分散を徹底し、ギミックの中でメタカードを避けていけるのは大きいので、知識として覚えておきたいことですね
3.対環境のサイドプランの考え方
(9.22更新版)✨毎週更新✨ 【最新環境分布】#遊戯王BN分布 新制限で開催されたCSの上位入賞デッキ140デッキを集計しました。 https://t.co/4HWq71hKnz
今期はめちゃくちゃデッキが多様で、その上地域によって分布が違う等、非常に難しい環境となっています
先行用のカード、後攻用のカード、どちらでも使えるカードの3つに分類されます
抜くのは先行なら誘発とバック除去、後攻ならドラゴンギミック等の調整となります
ただ、手札全部使って戦うデッキではあるので、理想的な引き方は4枚+相手を止めれる重いカード1枚+トップになります
メインを太らせているのも上記のような引き方をしたい且つサイチェン枠を考えた上での枚数になっています
一強環境であれば細かく話せるのですが、あまりに多様な環境ですので、また別記事にて詳しく書こうと思います
4.さいごに
さて、ここまで読んでいただきましてありがとうございました
新環境、僕以外にもちょこちょこ魔術師の入賞の話を聞きます
比較的やりやすい環境ではあると思いますので、今期もCS5回入賞目指して頑張ります