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「自我を超越する」と言えば簡単ですが、
この「自我」という「自分」枠を
創っている創造主こそ自分自身であり、

これが「自我」の超越が

最難関である要因なのです。

じゃんけんで「あいこでしょ」が
「しょ！」「しょ‼」「しょ！‼」
…と何十年も続いていくような、

「同等すぎて隙がない」イメージです。

どうでしょうか、毎朝の通勤で出会う度に、
「今日こそは！」とじゃんけんするものの、
「あいこでしょ」が40年続いていると、
その継続歴は敬意に値しますが、

「そろそろ、じゃんけんやめません？
　まもなく定年することですし…。」

と、さすがに提案したくなりますよね。

この宇宙には寸分違わずに、
同等の無限を保持する宇宙が在るだけで、
創造が勝利で、破壊が完敗、
というのも人間ドラマの幻想に過ぎず、

勝ちも負けも、神も悪魔も、創造も破壊も、
どちらも同じ無限なる宇宙であり、
「自らの表現をどちらで行うか」
という選択によって

勝ったり負けたり、
善人になったり悪人になったり、
創造したり破壊したりしているだけです。

「善人になれない」事は悪い事でも
何でもなく、ただ「悪人になる」と
今は選択しているだけの事だし、
「神になれない」事も同じです。

「全てがフラット」なゼロレベルから
全ては生まれ、世界は自由に創造され、
今も無限に創造拡大されているのです。

その事は「スピリット」レベルでも
全く同じであり「自我」というのは
「自らが選択している設定」が
そこにあるだけだという事を、
まず認識する事が第一歩になります。

そして「自我」を超越するという事は
舞台の配役が、悪魔役から神様役へ
変更するぐらい「根本的な全て」を
設定変更する必要があります。

悪魔役から神様役に変更しても、

「10,000年悪魔役をやってきたので、
　だいたいが神様でいけるんですけど、
　たまに、今はごくたま～になんだけど、
　うっかり魂を食べちゃうとこがあって」

という神様ではいけないわけです。

逆に神様役から悪魔役に変更しても、

「10,000年神様役をやってきたので、
　10回に1回は間違っちゃって
　ついミカエル呼んじゃうの。おかげで
　すぐ闇が光になっちゃって台無し」

という悪魔ではいけないわけです。

もし若干やってみたい気がするなら、
その場合は「中途半端に悪魔な神」とか
「中途半端に神な悪魔」という
設定にすれば創造可能だと思います。

しかしそれは「物語」や「ドラマ」で
生きる磁場上においての話であって、

その磁場から出る「覚醒」においては、
「フラットレベル」へと意識「磁場」を
変更していく事になりますので、
「中途半端」に自我を残す事は出来ません。

「このことは理解出来るけど」
「このことは理解出来ない」
「ここまでは出来るけど」
「ここからは出来ない」等々の、

「自我」の世界に受け入れられる事は

「出来る」で、拒否項目は「出来ない」へ

という時点で、それは「自我」にしか

生きていない状態であるという事です。

「自我とそれ以外の世界の分離創造を

　許可し続けている意識」があるのです。

例えば「無価値感を体験する」と
決めている創造の世界があると、
自我の守護人であるエゴは、

その創造を何としてもやり遂げます。

もし「価値を感じる体験」に意識が
向こうとすると、エゴは巧みに設定をし、

顕在意識という人間の気持ち的には、
「真剣に行動する」意識軸を立て、

行動を司る潜在意識には
「行動を拒否する」意識軸を立てます。

こうすることで「価値を体験する」事へ

向かっていると「顕在的に思い込んで」

行動しながらも、絶対に失敗するという

創造が可能になり、

この「相反する意識状態」こそが、

「一生懸命やっているのに出来ない自分」

という体験を創造するのです。

エゴは「無価値感を体験する」という
設定に基づいて設定しているので、

「気持ち的に強くもつ！！」では無理で
この大元の「体験設定のレベル」を
変更する事が必要なのです。

覚醒的に生きていくならば、
ドラマ創造に使われている
「重たい振動周波数レベル」の体験は
全て設定から解除する必要があります。

全ての意識場の創造設定の変更というのは、

「意識フォーカス」によって行われます。

そして創造がうまくいくように
その意識フォーカスをサポートしているのが、
「言葉」というツールになります。

「出来ない」という言霊は
意識フォーカスのベクトルを
「外側の世界」へ向けます。

「やりたくない」という言霊は
意識フォーカスのベクトルを
「内側の世界」へ向けます。

「逆上がりが出来ない」のではなく、
「逆上がりをやりたくない」と
捉える事によって、意識のフォーカス先が
一気に変更されます。

「えー！こんなに練習して豆だらけなのに
　やりたくないって納得できない。
　やりたいから、やってんのに！」

と、言いたいお気持ちは
10,000%理解できますが、
その「納得できない！」を持ち続けると、
変更を始める事すら不可能です。

「やりたくない」に反応して、

違う！そんなことない！と否定するのは、

エゴの用意している振動周波数トラップに

まんまと引っかかっている状態です。

「一生懸命をやった事を認めてくれない」
「やりたいと思う気持ちを否定された」

という「わかって」「認めて」という
感覚を、その言葉に投影して揺さぶられ、

拒否し否定することで、前進しないように

創られている仕組みに気づくのです。

「やりたくない」意識がある事は、
一生懸命行動している事や、
顕在的にやろうと思っている事を
否定しているものでは全然ないし、

行動や在り方そのものとは、
全く無関係である、という事に
気付くことが出来るポジショ
ンまで、
しっかりと振動周波数を外します。

「出来ない」という言霊は
「自分ではもうどうしようもない」と
「出来る」という状態を創る能力がなく
「不可抗力」だと、創造権を
放棄する意識を創ります。

「やりたくない」という言霊は
「自らが選んだ結果」として
「出来ない」という世界を創造している、
という自分主導の意識を創ります。

自分主導意識は「自らが選ぶ体験」を
変更すれば「出来る」という世界を
創造する事が出来る事になります。

つまり、全ては自らが

「どうするかを決めている」だけで、

「出来る」「出来ない」も、

自らの選択によって行われているのだ、

という事を認識する事が可能になるのです。

認識する事が、潜在意識の設定を

「変更可能とする始まりの一歩」です。

潜在意識は最初から一気に変更出来る
というようなレベルではなく、
3次元幻想の心臓部になりますので、
一筋縄ではいきませんが、

「自我」がどのように発動していて、

どのような仕組みで「出来ない」と

表現している体験が創造されているのか、

という事を「俯瞰する意識」を得て、

そのトラップを避け続け、自らの内側に

意識をフォーカスする言霊を使い続ける、

という「地道な継続の先にのみ」

潜在意識のゲートが緩み、変更可能な世界が

創られていくのです。

潜在意識に「即効性」はありません。

もし、一時的に高次エネルギーを使って、

レベルを解除して上昇させたとしても、

必ずリバウンドします。

宇宙摂理は等しくアンバランスに

絶対的リズムで働きかけてきます。

焦りから、お手軽さを求め、即効解除！という

幻想物語りに依っていくと、貴重な今この瞬間を

どんどん失う事になるので要注意です。

覚醒も創造も「継続する意識」が全てです。

潜在意識になぜ緩みが出来るかというと、

顕在意識の「やりたい」が
「自分の全てだ」という「自我」を
持っている時は、

潜在意識の「やりたくない」は
「絶対自分ではない」と思っているので、

右と左へ「思いっきり引っ張り合う」事で

絶妙な「引き合い」「膠着」を創りつつも、

最終的に行動を司る潜在意識設定の

「出来ない」を創造体験出来たのですが、

顕在意識の「やりたい」も
潜在意識の「やりたくない」も
どちらも「同じ自分自身である」という
「統合意識」の発動によって、

「どちらも自分であれば、
　
　どちらかも否定する事は出来ず、

　そこに在るのは選択肢である」

という意識が新たに創造されるからです。

この「 統合意識の軸 」へと意識場を

変更していかねば、3次元幻想を

突破する事が出来ないのです。

3次元の創造構造をしっかりと捉え、

「言霊一致」を徹底して使い続ける事で、

確実に「統合意識」は太くなっていきます。

前々から言霊は最も大事だと

お伝えし続けておりますが、

「自我」の振動周波数に囚われて

「やりたくないじゃない、出来ないの！」

という世界を体験し続けるか否かを、

今一度感覚してみて頂ければ幸いです。

「無理」「出来ない」を発する度に、

「一歩進んで二歩下がる」ことになるんだと、

常に心得ることが大切です。

わたし自身はこの事を受け入れられるまで、

約5年ぐらいゴネていて、何を云われても、

「結局、顕在も潜在も自分という事で、
　そのままを受け入れろって事だから、
　変わらなくていいってことでしょ？」

と、今なら「泥酔してる？」と

ききたくなるような「超自己都合解釈」の

屁理屈で、ガイドの長いメッセージを、

あっさりと破壊しまくっていたので、

「あなたは本当に話をききませんね」

と云われていたのです。

「多分、ききたくないんでしょうね」

と、返しては、

「反抗する時だけ抜群の理解力ですね」

と、返されるという、救い難い状態です。

「こうであってほしい」と思う結論へ

全ての助言を結びつける自我の強さを

持っていたわたしであっても、

継続の先に行く事が出来た世界です。

「難しい」も幻想です。

全ては、やるかやらないかの選択があるのみ。

そもそもわたし達は創造主なので、

「本気で目指して成せない世界」

というものは持ち得ないのです。

もう少し幻想現実で遊んでいたいなぁ、

と思う気持ちはよく理解できますが、

もう「本気ギア」を入れる時です。

自我を超越した先、未知に向かって、

意識磁場の変換へと舵を切る時は今です。