そば ファッションのロマン吉忠
横浜家系ラーメン部門
間違いなく一番通ったラーメン屋さん。朝の5時から営業されていて、朝一から本格的な家系ラーメンが食べれる貴重なお店。
醤油ラーメン部門
2020年に初訪問して、そのスープのあまりの美味しさに衝撃を受け、魚介節のコクがブワッと押し寄せ、上質な醤油との一体感も相まって、本当に美味しい一杯でした。
塩ラーメン部門
塩ラーメンが美味しいという評判は聞いていましたが、こちらも2020年に初訪問。
味噌ラーメン部門
純連インスパイア店で、本格的な味噌ラーメンをいただけます。プリプリの中太麺に、濃厚熱々の味噌が最高で、味噌の単調な旨さだけでなく鶏ガラ豚ガラも効いている完成度の高い味噌ラーメンでした。
つけ麺部門
なによりも特徴的なのは昆布の使い方。つけ麺の麺は最初から粘度のある昆布水に浸かっており、昆布の味が想像以上に濃厚で、麺だけで啜っても既に美味しい。
ラーメン二郎
ラーメン二郎は、どこも最高に美味しかったです。
「そば」という革命について
本日三話目の更新です
タンは両親とともに
閨にこもった
サンが起きてついて来ないか
ヒヤヒヤしたが
一度寝付くと起きないサンは
すっかり夢の中へ出かけている
今日の夜食は干し柿
それをパクッと口の中に入れ
ほほっと幸せそうな顔をすると
タンは父親に手渡された小刀を
じっと見つめた
その小刀は
刃先が小さくて小回りがきき
軽く幼いタンの手でも
馴染みが良い品だった
柄のところには
黒革が巻かれていて
かっこいい
これ?タンの?
いいの?
ああ 専用の小刀だ
だが
扱いには気をつけるんだぞ
刃物は
人を傷つけることがある
サンがいたずらしないよう
普段は母上に預けておけ
うん わかった
刀や刃物は
使いようによっては
便利なものだ
これさえあれば
タンは果物の皮を
剥くこともできるし
食べやすく切ることもできる
それに敵に襲われた時
自分や大事な人の命を
守るためにも使える
だが使うときは
くれぐれも慎重にな
わかった
タンは大きく頷いた
良く研いでおいたから
薄い板ならば
これで切り落とせると思うが
これは・・・
案外 大きいな
チェヨンはタンの話から
ソンムルはもっと
小さな木板を想像していたが
三つ子がすっぽり
隠れるくらい
板は大きかった
それ一面に描かれた絵は
優しい色合いで
丁寧に塗られている
いいのか
バラバラにして?
チェヨンは
ウンスと同じことを
息子に尋ねた
いいの
ぱじゅるにする
そうか わかった
木板の裏側に墨で印をつけて
その線に沿って
ばらばらにしていくわけだが
背丈の関係から
大きな板に印をつけるのは
父親チェヨンの役割で
そしてタンは
前と後ろを
行ったり来たりしながら
線の引き方に注文をつけている
あああああ
だめ〜
オンマのおかおが
バラバラになるぅ
ええええ〜
スニョンがきられちゃう
しるしは
もっとしたのほうがいいよ〜
タンの様々な意見に
耳を傾けながら
チェヨンは丁寧に切り込み線を
引いていった
父子の様子をウンスは
そばで欠伸を噛み殺しながら
見守っている
このところ診療所が忙しく
おまけに今日は
ナナのところに
往診にも出かけた
そして
仕事が終わった後は
普段通り子供達の世話があり
あっという間の一日で
体は正直くたくただった
そんなウンスに
気がついたのかタンは言った
オンマ
ねて いいよ
ん?大丈夫よ
ウンスは気遣う息子に
微笑んで答える
いいって〜
ねなよ〜
ここからはアッパと
がんばるから
ねぇ?アッパ?
ああ そうだな
イムジャ 先に休め
そのように無理を
重ねていると
誕生会の頃に
倒れてしまうぞ
えええ
そんなことは・・・ない
と・・・思うけど?
でも・・・いいの?
じゃあ
ちょっとだけ
横になろうかしら?
寝台から見てるわ
いい?
おっけ〜
ケンチャナヨ〜
ウンスはタンとヨンに
言われるままに目を閉じた
そしてすぐに眠ってしまった
あぁ
ねたね〜オンマ
そうだな
チェヨンはウンスの布団を
掛け直し
その頬に触れて微笑んだ
眠っている顔も美しい
ずっと見ていたいところだが
タンに呼び戻された
アッパ
はやく
あさになっちゃうよ
ああ 今行く
それからチェヨンとタンは
しばらくかかって
下絵の裏側に線を描き終えた
今日はこれくらいにしないか?
ううん
もうすこしだけ
いっこ
キルとこまでやる
凝り性な性格は
誰に似たのだろう?
もしやタンの祖父か?と
チェヨンは自分の父親を思った
父親も何かにつけて
妥協せず凝り性だった
では やるか
チェヨンは
タンに付き合う覚悟で
木板を支え言った
小刀をしっかり持って
腹に力を入れて
ここの端から一気に
切り込みを入れてみろ
わかった
タンは神妙な顔で
小刀を持つと
木板の前で構えた
・・・が
どうにも躊躇する
もし失敗したらどうしよう
もし変なふうになったら
どうしよう
作り直す時間はないのだ
タン
なに?
何事も初めての時は
怖いものだ
だがその一歩を踏み出さないと
いつまでたっても
できるようにはならないぞ
うん・・・
慎重に
だが大胆にやれ
迷いは刀の切れ味が
悪くなる
そおなの?
ああ
タンならばきっと
うまくやり遂げる
だから思い切ってやれ
父親の言葉を胸に
タンは大きく息を吸った
そして
えいっ!
最初の切り込みを入れた
しんちょーに
おもいきって〜
チェヨンが支える木板の
線に沿ってグイグイ
タンは小刀を押し当てた
薄い板は案外綺麗に切れて
タンの手のひらくらいの
木片が一つ出来上がる
それは愛犬フンとジョンを
描いた絵のところだった
ふうっと息を吐き
ホッとした表情で
タンが父親を見つめると
父親は暖かな瞳で
息子を見つめていた
うまいぞ
よくやった!
あいっ!!
上手に出来たことが嬉しくて
うっかり大声を出して
慌ててタンは口を押さえた
隣の部屋には
スニョンとユニョン
同じ部屋には母のウンスが
寝ているのだ
それからタンは
あと二つ
木片を切り取ると
「今宵はここまでだ」と
チェヨンに諭され
その日は作業を止めることに
なった・・・
それから毎晩
タンは両親の閨で作業を続け
チェヨンとウンスの励ましと
手助けに導かれながら
数日かけて頑張り抜いて
大きな木板は
やがて小さな木片の集まりに
生まれ変わった
そうして迎えた
三つ子の誕生日の朝・・・
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『今日よりも明日もっと』
君のがんばる姿に励まされ
もう少し
頑張ってみようか と
自分を振り返る
いよいよ
2020年の
大晦日を迎えます
コロナで明け暮れた一年
コロナの感染者数が
過去最高の更新と言われても
慣れすぎて
もはや驚かない自分がいる
逆にそれが怖いです・・・
もう一度 感染対策を
再点検しなくちゃ
リアルヨンマルリョンシは
あいにくの悪天候模様
大雪が降る地域の方
どうぞお気を付けください
また
お付き合いくださいね